中高生になるとスポーツなどで強い衝撃を受ける機会が増えますので脳震盪がおこりやすくなります。打撲前後の練習内容、試合経過、その日の出来事について正確に記憶しているかどうかを確認します。記憶があいまいだったり同じことを何度も繰り返し尋ねる時は脳震盪の可能性があります。
ボクシングのノックアウトがその典型ですがサッカーやラグビー、柔道などのコンタクトスポーツでもよく起こります。

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子供が脳震盪に症状や応急処置は?

スポーツは常に危険と隣り合わせです。自分が気をつけていても防げないこともあります。
子供の脳はまだ成長期なので、軽い脳震盪でも注意が必要です。ダメージが大きくなるので、軽い脳震盪でも嘔吐したり頭痛を訴える事があります。体が未発達なのでダメージが大きい分、症状も強く出る傾向があります。

子供の脳震盪の症状とチェックポイント

脳震盪の症状は頭痛や意識混乱・吐き気・視覚障害といったわかりやすい症状の他に
眠気やめまいや疲労といったわかりにくい症状もあります

息子の場合は発生後は頭がぼーとしたり打撲からくる頭痛もあり、嘔吐もあったので迷わず救急車でしたが
外部からわかりにくい症状の場合はある意味、より危険ですね

脳震盪の症状をチェックするには

本人の状態を確認

放心状態、ぼんやりする、または、表情がうつろ
地面に横たわって動かなかったり、起き上がるのに時間がかかる

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記憶状態を確認

「ここはどこ」「前半後半」やゲームの状況などを確認

バランス間隔を確認

正常な認識が行えるか、意識を失っていないか、意識を失った時間、直立が出来るかを確認します。
利き足のつま先から反対足のかかとまでを直線にして立ち、目を閉じる。20秒間立てないときは受診

子供の脳震盪の応急処置は

もし意識障害が起こっている場合には、首や頭を動かさないよう安静な姿勢を保ち、なるべく早急に専門医の診察を受けるようにします。
もちろんゆすったりは厳禁です
頭を高くして仰向けに寝かせ、冷やしたタオルなどで頭を冷やします。嘔吐が見られる場合には体を横にし、嘔吐物がのどに詰まらない様にします。
軽い脳震盪なら数分で意識はもどります。意識が戻っても、30分以上はそのまま休ませるようにしましょう。
吐き気や嘔吐、痙攣があったり、耳や鼻からの出血(さらさらの血液)、瞳孔の左右の大きさが違うとき、また意識を失っている場合は、病院へ搬送するか救急車を要請します。体位は横向きに寝かせ頭をそらして気道の確保を実施します。
頭皮などの出血は、圧迫して止血し専門医へ。

24時間以内は外出したり、あまり無理をしないで、安静にし様子を見ます。吐き気や頭痛などの症状が出てきたら、ただちに専門医を受診しましょう。
2~3日後に症状が出てくる場合があるので、この期間までは安心はできません。1週間を過ぎるとほぼ大丈夫です。

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